しめ縄・しめ飾りの意味の違いは?飾る場所や向きを調べてみました!

「お正月にしめ飾りって飾ってる?」、マイホームを建てた友達に質問されました。

私は賃貸マンションに住んでいて、壁を傷つけて修復費を請求されたくないので飾りません。
33歳になりますが、「飾らないし、よく解ってない。」、何がどう違うのかサッパリ解りません。
神社に【しめ縄】、お正月の玄関に【しめ飾り】ザックリとしたイメージと勝手な思い込みで覚えています。

年齢を重ねるにつれて、「家族が健康でありますように。」「悪い事がおこりませんように。」と願う気持ちが強くなってきました。
今年もあと2カ月な時期もちょうど良い、願い事をするだけじゃなくキチンと意味も知ってみようと思い調べてみることにしました!

しめ縄(注連縄)の意味と由来

しめ縄は、注連縄・標縄・七五三縄、〆縄とも書く場合があります。
神道の神祭具で、糸の字を表した紙垂(しで)と言われる紙をつけた縄の事をさします。

「紙垂」と言われると「?」となってしまいますが、しめ縄についているギザギザの白い紙の事です。
ワラがたれている場合もあって、ワラの事は「注連(しめ)の子」と言います。
しめ縄の縄の部分は「雲」、ギザギザの紙垂は「雷」、注連の子は「雨」を表していると言われています。
農耕民族だった日本にとって作物に必要な恵の雨、「神聖なものを表した物=しめ縄」なんですね。

形は一般的な注連縄のほかに、中心が太い鼓胴注連(つづみどうじめ)、片側が太い牛蒡注連(ごぼうじめ)・大根注連(だいこんじめ)があります。
「太陽が明るい方向が太くなる」、が一般的なんだそうです。

しめ縄の作成方法は巻くとか編むと言う言葉ではなく、「綯(な)う」といいます。
しめ縄の綯う向きにも、ちゃんと意味があります。
左綯い(左末右本)、太陽の方向・太陽は男性を表すので男性神が祀(まつ)られている説があります。
右綯い(左本右末)、右は女性を表すので女性神が祀られている説・北極星の方向をさす説など、綯う向きにも意味があります。有名なしめ縄は、出雲大社と宮地嶽神社、とても大きなしめ縄があります。

しめ縄の意味は結界(けっかい)

しめ縄の意味は、神様が宿る場所と俗世を隔てる結界・境界線です。
「俗世」や「結界」って言われたら難しく聞こえますが、「人間の世界と神様の世界の境界線」と思って下さい。

神社の社や、御神木、鳥居などにしめ縄が張ってあるのを見かけたことがあると思います。
あれは「ここからは神域です」という目印、「神聖な場所に不浄なものや邪気が入らないように張られる結界」の意味を込めて張ってあるものなんです。
しめ縄を見かけたら、その奥は神聖な場所、神様がいる場所って事になります。

そして、神社などの特別な場所にあると思っていたしめ縄なのですが、家の中にある場合があります。
ご自宅に神棚がある場合、祀っている神様の場所と人間の場所をわけるためにしめ縄が飾られています。古来から縄を張って境界線をひいてきたことが、「縄張り」の語源とも言われています。

しめ縄の由来は、日本神話の天の岩戸の物語

しめ縄の由来は、日本神話の天の岩戸の物語ではないかと言われています。

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が、暴れん坊だった弟、須佐之男命(スサノオノミコト)の振る舞いをとても悲しく思いました。
弟の行いに責任を感じた天照大御神は、入り口を岩の戸で塞いだ洞窟に隠れてしまいます。
この隠れた場所のことを、天の岩戸(あまのいわと)と言います。

太陽、光、慈愛の神様である天照大御神が隠れてしまったので、世界は暗闇に包まれ、争いも増え、悪霊も出て来るようになり、作物も育たなくなりました、
困った八百万(やおよろず)の神様たちが、「天照大御神に外に出てきてもらわないと!」と天岩戸に集まり、お祭り騒ぎを始めます。
外のにぎやかさが気になった天照大御神は、天の岩戸から出てきて世界は元通りになりました。
天照大御神がもう一度隠れてしまわないように、天の岩戸に縄を張って結界をつくりました。
この時の縄を「尻久米縄(しりくめなわ)」といい、しめ縄の由来と考えられています。

しめ縄としめ飾りの違い

  • しめ飾り

正月の松の内に飾る正月飾りで、玄関や門など家の入口に取り付けるもの。

  • しめ縄

正月に限らず神棚や水回りに飾るもので、神社のしめ縄のような形をしている。

という認識している方が大多数のようです。
(神棚にしめ縄の飾り物は、私は知りませんでしたけど・・・。)

歴史のある神具屋さんでも、玄関に飾る用の正月飾りとして、縁起物を付けて「しめ縄」を売ってる場合があり、厳密な違いはないようです。
しめ飾りとしめ縄の家用の飾り物はの違いは、明確な定義はありません。

お正月に向けてしめ飾りを玄関などに飾る家庭が多いですよね。
しめ縄の説明については、意味と由来のところでふれたので、「しめ飾り」について書いていきます。

しめ飾りとは?

お正月は、「先祖の霊である年神様が各家庭に降りてきて、子孫繁栄、五穀豊穣の祈りを叶えてくれる元旦に、様々なお祝いでお迎えする」、ということから始まった行事です。
しめ飾りは、どの家にもお正月には年神様が来られると考え、しめ縄を飾ってお迎えする意味があります。
しめ飾りは、お正月に年神様を迎えいれるために、縁起物と呼ばれているものでしめ縄を飾り付け、「神様が家にきてくれますように、この家は神聖な空間です。」と願いを込めて飾るものです。
年神様が入ってこられる玄関や神棚に目印としてしめ縄を祀り、そのしめ縄にたくさんの縁起物を飾ってお願い、お祈りしたものがしめ飾りとして作られました。

しめ飾りに使われる縁起物は、裏白(うらじろ)、ゆずり葉、橙(だいだい)、紙垂(しで)などがあり、それぞれに意味があります。
裏白は、裏が白いシダ植物で、裏が白いことから、「裏表がなく心がきれいであるように」、「白髪が生えるまで長生きできますように」という願いが込められています。
ゆずり葉は、新芽が出た後に古い葉が落ちるので、「家系が絶えず続くように」ということを意味があります。
橙もゆずり葉に似ていますが、「家系が代々(だいだい)繁栄するように」、という音の響きで飾られています。
紙垂は、和紙に特別な切り込みを入れて折られたもので、稲穂が垂れ下がったような形に似ているので、「豊作」を意味しているそうです。

どこに飾るのが正解?向きはどっち?

しめ飾りを飾る場所は玄関先・門

しめ飾りは、外からの邪気や魔を防ぐ結界の意味をがあります。
歳神様が入ってくるのにふさわしい家の状態を作るため、外と内の境界の部分=玄関や門に飾りましょう。

しめ飾りの取り付け方・向き

特に向きや方角、取り付け方に決まりはありません。
しめ飾りには正面の向きがあります。
当たり前ですが、正面が前に来るようにしましょう。
(縁起物がついているので、どちらが正面わかると思います。)

しめ縄飾りは、神棚に

しめ縄飾りは基本的に神棚に飾ります。
神棚の他にも、水回り(キッチン・トイレ・お風呂)に飾り付けを行うところもあるようです。
飾る場合は、カビに注意をしましょう。

しめ縄飾りの取り付け方・向きは氏神神社に確認!

神棚に飾るしめ縄飾りは左に太い方がくる、右に太い方がくるというものを区別する必要が出てきます。
これは氏神となる神社確認をしましょう。氏神(うじがみ)とは、同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神のこと。
簡単に言うと地域の神様で、住んでる場所から一番近い神社が氏神神社であることが多いみたいでした。
ネットでも検索ができるみたいでした・・・神道も次世代型ですね!

しめ飾り・お正月用しめ縄飾りを飾るのはいつからいつまで?

しめ飾りは、年末、特に12月25日から28日の間に飾られ、年神様が家で過ごされる期間である松の内(1月7日)まで飾られることが多いです。
松の日が終わる日か、その前日にしめ飾り・門松・松飾りを外します。
「年神様が戻られる日(松の内)に外される」、と覚えておくといいですね。

「松の内ってなに?初めて聞いた・・・。」、そう思った方は仲間です!(笑)

松の内は、「正月がいつからいつまで」という事を意味する言葉なんだそうです。
全国共通の期間だったのですが、今は関東・九州の一部地域では1月7日、関西では15日とわかれています。

地域によっては、「どんど焼き」という神社でお正月の飾りなどを燃やす日まで飾っておく所もあるようです。

「しめ飾りをいつまで飾るのか?」の答えは、「住んでる地域による」って事ですね。

しめ縄飾りとしめ飾りを調べてみた結果思ったこと。

「しめ縄=神社とか特別なところにあるもの」って思ってました。
違うんですね・・・、実家に神棚があったので確認してみようと思います。
今のところ我が家に神棚はないので、しめ飾りでいろいろと検索してみました。
有名なキャラクターモチーフのものや、DIYで自分で作るものなどたくさん出てきて面白かったです。
「日本家屋でもないし~、せっかく海外風になるようにインテリアそろえてるんで!」なんて方も、オリジナルのしめ飾りを作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
家族の健康や幸せを願うのは万国共通ではないかな?と思います。
ミニチュアで可愛いものがないか探して、今年は時代に合わせたしめ縄飾りで、お家に年神様に来てもらう準備をしてみようかと思います♪